懇親会の開催

親になられた方々の多くが自分たちの子育ての参考にするのは、自分の親が自分にした子育ての基準に当てはめることだと思います。
自分の親が厳しかったから、自分たちの子どもも厳しく育てる人もいるでしょうし、その反対に自分は辛い思いをしたからこそ、自分の子どもには精いっぱいの愛情を注いで育てたいと思う人など千差万別でしょう。
しかし、自分たちが親にされた子育てを基準にして、まわりの意見を取り入れつつ子育てをしても「自分たちの子どもなのになぜこうなった?」「なぜ、近所のあの子は順調なのに、うちの子どもだけ・・」などと、うまくいかない思いをしたことはないでしょうか?
確かに子どもは両親からある程度の遺伝を受け継いでるので、自分たちの性格的傾向や身体的能力で先天的な要素で類似している部分はあるかもしれません。
しかし、両親は夫婦といえども、もともと他人であり、お互いの親も違えば、性格や考え方も違うでしょうし、育ってきた環境も違うでしょう。
さらに付け加えるなら、時代が変われば子どもの物事に対する認識や価値観にも変化があり、子を持つ親の世代が変われば子どもや社会に対する認識も変化します。
このような環境的な要素と、遺伝的な要素が複雑に絡みあうと、自分たちが予期せぬ家庭問題へ発展する可能性が高く、これらの要素はどの家庭にも含まれているのです。

今日の家庭教育に必要なものは、万人に共通したものではなく、複雑となった時代と個人環境に適した家庭教育であると我々は考えています。

家庭教育推進協会の【親の会(仮称)】では家庭問題を克服された方から、克服すべく頑張っておられる方、家庭教育の知識やスキルに興味をもたれた方まで、幅広い親御さんが定期的に集い、日々変化する時代や個人環境に適した家庭教育に対応すべく、お互いの経験やノウハウを元に意見交換されています。

さらに、家庭問題を抱えておられる多くのみなさんが一番辛い思いをしたのは、近所の方や友達など相談相手はいても、自分の家庭と同じ苦しみを抱えているケースが少なく、非常に孤独で辛かったという話をよく伺います。
家庭教育推進協会では、親の会を通して学んで頂いた家庭教育を身近で困っている方に役立てていただきたいと切に願います。

講演会と家庭教育セミナーのスケジュールと詳細

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