一般社団法人家庭教育推進協会倫理綱領
前文
一般社団法人家庭教育推進協会所属カウンセラーは、個人としての尊厳を尊び、家族関係を客観的に捉える視野をもち、家庭教育の推進に努めるとともに、相談者の心理的援助をおこなうための専門的・社会的活動を行う専門職としての資質の向上に努め、誠実に倫理綱領に基づく責務を担う。
目的
この倫理綱領は、一般社団法人家庭教育推進協会所属カウンセラー(以下協会カウンセラー)の倫理の原則を示すことにより、以下の点を実現することを目的とする。
- 家庭教育の推進に努める
- 専門職としての価値に基づき実践する
- 協会カウンセラーとしての価値、倫理原則、倫理基準を遵守する
- 依頼を受けた専門機関において、その機関の支援内容に即した形で職務を遂行する
- 他の専門職、専門機関と連携する
- あらゆる家庭において、家族が個人として尊重され、共に自立して生きる社会の実現をめざす
倫理原則
1.相談者に対する責務
- (1)相談者への関わり
- 協会カウンセラーは、相談者の基本的人権を尊重し、誠実な関係(信頼関係)を形成しなければならない。
- (2)自己決定の尊重
- 協会カウンセラーは、相談者の自己決定を尊重し、その自己実現に向けて援助する。
- (3)プライバシーと秘密保持
- 協会カウンセラーは、相談者のプライバシーを尊重し、その秘密を保持する。
2.専門職としての責務
- (1)専門性の向上
- 協会カウンセラーは、専門職としての価値に基づき、理論と実践の向上に努める。
- (2)地位利用の禁止
- 協会カウンセラーは、職務の遂行にあたり、相談者の利益を最優先し、自己の利益のためにその地位を利用してはならない。
- (3)連携の責務
- 協会カウンセラーは、他職種・他機関の専門性と価値を尊重し、連携・協働する。
3.機関に対する責務
協会カウンセラーは、依頼機関が目的に添って業務が遂行できるように努める。
4.社会に対する責務
協会カウンセラーは、家庭教育推進のために、社会に貢献する。