中一ギャップ

中学生に不登校が多い理由とは?


皆さんこんにちは、家庭教育推進協会です。

今回は不登校になりやすいと言われている【中学生】の不登校理由について解説します。

コロナ休校明けで行き渋っていると考える親御さんも多いかもしれませんが、中学生は不登校になりやすい理由があります。

心や体の問題に加え、親子関係が不登校のきっかけになる子とも少なくありません。

自分の家庭に当てはめて読み進めてください。

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中1ギャップ

小学生を卒業して、中学生になると今までと色々な環境の違いに戸惑ってしまいます。

中学1年の4月~6月頃、新しい環境に戸惑い、不登校になってしまう事を「中1ギャップ」と言います。

その他にも小学校、中学校、高校など新しい環境に戸惑い不登校になってしまう事を「〇〇ギャップ」「〇〇プロブレム」「〇〇ショック」と言い最近では注目されるキーワードになりました。

「中1ギャップ」の原因は

中学生になると先輩後輩など縦社会を意識した人間関係に変わり、部活動は朝早くからの朝練や休日の練習など、断りにくい半強制的な参加になります。これだけ考えただけでも気疲れしますよね(^_^;)

勉強面もグッと内容が難しくなり、小学校の担任制と違い教科担当制になります。授業が変わるたび先生も変わることで先生との関係性が上手く作れないという悩みを抱えることもあります。コミニュケーションが苦手な子心配性な子は教科担当制が負担になってしまいます。

中2の壁

中学生活をある程度乗り切った2年生になると次は「友人関係」で問題が起きやすくなります。

緊張感が消え、個々に自己主張が強くなりSNSを通じて友達関係のトラブルが起きやすいのがこの時期です。

実際不登校の訪問カウンセリングをしていると中学不登校児の半数が中学2年生で不登校、もしくは行き渋りが始まっています。

不登校理由としては塾や習い事を休み始める部活を欠席する、体調不良になる、など様々ですがそれらの問題が積み重なり緊張の糸が切れ、欠席が多くなるのが中学2年生です。

家庭内ではこの時期「めんどくさい」「学校楽しくない」などのつぶやきが増え、無気力に感じる親御さんも多いようです。

思春期のデリケートな時期は些細なトラブルで自己肯定感が低くなってしまいます。宿題をやる気にならず、ゲーム時間も増えるのが特徴です。

最初は長期欠席をするつもりがなくてもあっという間に【不登校】というかたちで長期欠席してしまうのが不登校の恐ろしいところです。

部活動では先輩との人間関係から新しく後輩も入り、先輩としての責任も果たさなくてはなりません。

 

 

この学年別グラフを見ると中学1年を境に大きく増加しています。これは先ほど説明した「中1ギャップ」が大きく影響していると推察します。

注目してほしいのは、中学生だけのグラフから中1から中2の増加が1番多く、中2から中3は大きく増加していないというところです。つまり、中1からの不登校児に加え、中2の壁にぶつかってしまった子が欠席を繰り返すことで中学2年で不登校になる生徒が1番多いと言えるでしょう。

高校生で数字が下がるのは、多くの不登校児が高校生になれなかったと考えて下さい。

では、不登校にならないためにどうしたらよいか?

親子の接し方や育て方によって子どもが新しい環境に適応できるか否かも変わってきます。

新しい環境にも適応できるよう過保護・過干渉せず、成長に合わせた自立を促しましょう。

 

【「学校の宿題は大丈夫なの?」と言わないとうちの子できないんですよ。】

本当にそうでしょうか?子どもが動く前に提案していませんか?

 

【「ゲームばっかりやって、勉強しなさい!」と根気よく注意しています。】

ゲームをやめたからと素直に勉強をしていますか?

 

中学生は思春期真っ只中です。思春期の子どもが親に反発するようになるのは、親からの自立をしようとしているからです。

親から見ると中学生はまだまだ子どもですが、子ども扱いして過干渉・過保護をすると親子関係が悪化していきます。

親も子どもへのお世話係を止め、「見守り対応」を心がけましょう。

 

 

不登校や引きこもりは子どもだけでなく家族全員の精神状態に悪影響を与えます。子どもだけが努力するのでは無く、家族全体で解決に向けて努力する必要があります。

家庭教育推進協会では不登校専門のカウンセラーがお子さんやご家庭の状況に合わせた細かいアドバイスや支援を行っております。

家庭内の対応、子育て、不登校の相談は家庭教育推進協会までご連絡ください。

 

 

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