ネガティブな言葉への共感


 

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今回のテーマは、ネガティブな言葉への共感です。

共感やアクティブリスニングには子どもの話を受け止める方法として、子どもの言葉をそのまま繰り返す「オウム返し」という手法があります。「そっか、〇〇したんだね。」「〇〇だったんだね」と、言葉をそのまま投げ返すのですが、その中でも難しいのが、「子どもが否定的な言葉を使ったとき」です。

例えばこんな場合です。

中学1年生の女の子、今日はいつもより学校からの帰宅が早く、お母さんが声をかけました。

〈母〉「あれ?今日は早かったのね。一緒にAちゃん達と帰ってこなかったの?」

〈子〉「もうAちゃんとは帰らない!友だちじゃないから!」

〈母〉「何言ってるの、急にそんなこと言って。ケンカでもしたの?」

〈子〉「だって休み時間に話してたとき、Aちゃん自分の自慢話ばっかりすさるし、ノート貸してあげたのにありがとうも言わないんだよ!Aちゃんなんか大キライ!」

この場合、共感して良いものか?共感すると忍耐強い子にならないのではないか?と迷う事があると思います。

【よくある対応】

〈母〉「まぁ、そんなこと言わないの!それにありがとうって言われなかった事くらいで、そんなに怒らなくてもいいじゃない」

〈子〉「ありがとうって普通言うでしょう?Aちゃんいつもだもん!」

〈母〉「あなただって、今まで色々助けてもらってるでしょ?」

〈子〉「もう、いいよ!」

(あれ?、マズかったかな、、。)

 

【共感した対応】

〈母〉「そう、そんなことがあったの。Aちゃんなんか大キライって気分なのね」(共感)

〈子〉「うん、だって悪いのはAちゃんだもん」

〈母〉「そっか、Aちゃんにありがとうって言って欲しかったから悲しいんだね」(共感)

〈子〉「うん、、、。まぁ、よく考えたらこの前私も色ペン借りてありがとう言ってないかも(笑)」

〈母〉「そうなんだ、そういう事お母さんもあるよ(笑)」(共感)

〈子〉「だよね(笑)よく考えたらそんなに怒る事じゃなかったかも!LINEしてみよっと。」

 

 

子どもが友だちと仲良くしているかどうかは、親としてとても気になるものですね。
「〇〇ちゃんなんて大っキライ!」「もう遊ばない!」「絶交!」なんてネガティブな言葉を聞くと、ついとっさにその言葉を否定してしまいそうになります。

「どうしてそんなこと言うの!」「キライなんて言っちゃダメでしょ」さらに「そんなこと言ってると友達いなくなっちゃうわよー」なんてつい余計な一言を言っていませんか?

理由も聞かずに、そのように気持ちを否定されたり、非難してしまうと、子どものなかにある怒りや悔しさは行き場を失ってしまいます。

子どもの怒りや悔しさ、あるいは悲しみの感情は、一度すっぽりと受け止めてあげましょう。

 

共感してもらうことで、高ぶった気持ちもスーッと収まり、もう少し落ち着いて状況を振り返ることもできるようになります。

怒りや悔しさを感じるのは自然なことで、また、感情そのものには善し悪しもありません。
素直に感情を表現できる子だなとポジティブに考える事も必要ですね(^^)

 

 

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