習い事〜ケーススタディ②〜


ケーススタディ ~習い事②~

皆さん、こんにちは。代表理事の上野です。
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今回は、前回に続きケーススタディシリーズの第2弾をお送りしていきます。

「子どもが辞めたいと言っているが辞めさせていいかというケース」

こちらのクライエントさんは、5年生の男の子で4年生の時までサッカーをやっていたのですが、不登校になりサッカーも辞めてしまいます。

4年生の10月に復学し5年生になり、もう一度サッカーがやりたいと言って1年ぶりに再びサッカーをやり始めました。

夏休みの合宿も何とか参加しましたが、面倒だったり体力的に辛かったり、練習しないから上達しないし、チームメイトと馬が合わなかったりで辞めたいとのことでした。

今回で2度目の挫折になるので挫折感が残るのでは?友達との引け目を感じるのでは?と親御さんは心配されていました。
こちらはご主人からの相談でした。

辞めさせることに関しては本人が望むならそのようにしたいとのことでしたが、籍だけ残しておいていつでも戻れるようにしてあげた方が楽なのか、逆にプレッシャーになるのか、悩まれていました。

今回の2度目の挑戦でやってみたが、やはり思っていたものと違ったというのは仕方ないと思います。
サッカーを辞めることになったきっかけが不登校だったので、その時辞めたことに関してはサッカー以外が原因の可能性も高く、籍を置いておいて復学して状態が回復したらもう一度やりたいというのはいいと思います。

実際にそのように復学してからもう一度始める子も多いです。
しかし、今回は復学してもう一度やってみたけど楽しいよりも辛いほうが勝ったということですから、「今回はもう一度やってみてやっぱり合わなかったなら辞めたらいいよ」とスパッと籍も残さず辞めさせてあげた方がいいとアドバイスしました。

ご主人がコーチもされているので籍が残っているとプレッシャーになる可能性が高いというのも考慮しました。

基本的に習い事は、「習いたいこと」を習うべきだと私は考えています。

今回のことで挫折感を味わうかもしれません。
しかし、楽しいよりも、合わない、面倒、体力的に辛い、練習もする気にならない状況で無理に続けるストレスの方が余計にマイナスだと考えます。
「2回やってみて合わないとわかったんだからいんじゃない。もっと楽しいと思える習い事をしたらいいよ。」と伝えてあげれば挫折感も少なく済むでしょう。

この子はサッカーの他に塾にも習い始めました。
こちらもかなり辛そうではありますが、辞めたいと言わずに頑張っています。
塾に関しては楽しくはないのでしょうが、こちらは将来の自分のためとの思いが、辛いよりも勝っているので何とか続けているのだと思います。
それであれば辛くても続けていいでしょう。塾もギリギリの状態で学校もクラスの中が不安定でとても安泰といえる状態ではないので、それであれば今回のサッカーはなおさらスパッと辞めさせてあげるのがよさそうです。

習い事は一度やり始めたら簡単に辞めさせたら諦め癖がつくとも言われますが、合う合わないはやってみないとわからないものもあります。

一度始めたらからといって合わないものを続けるのはストレス耐性しか養われません。
せっかくお金を払って自ら「学びたいものを学ぶ」ための習い事で得るものがストレス耐性だけではもったいなくありませんか。
ぜひ楽しんでたくさんの体験を学べる習い事を選んでください。

今回はご主人からの相談でしたが、こちらの家庭には常にCCでご主人からであれば奥さんの、奥さんからであればご主人のメールアドレスが追加されています。
常にお互いの相談と私の意見が共有できる環境になっています。こちらもジョイニングが機能しやすい相談環境といえますね。

次が、ケーススタディ最後になります。「子どもが習い事を楽しいと思って続けていたと思ったが実はしんどかったケース」
についてお伝えしていきます。
皆さんお楽しみに!!

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