習い事〜ケーススタディ①〜


ケーススタディシリーズ ~習い事~

皆さん、こんにちは。代表理事の上野です。
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最近、習い事についていくつか相談を受けました。

①【子どもが習い事を始めたが行くと言って行かないので辞めさせたいというもの】

②【子どもが辞めたいと言っているが辞めさせていいかというもの】

③【子どもが習い事を楽しいと思って続けていたと思ったが実はしんどかったというもの】

など、皆さん家庭の状況で様々ですが、習い事については悩まれているようです。

そこで、ケーススタディシリーズとして各ケースについてのアドバイスと最後に習い事に対する所見を書きたいと思います。
この記事を読んで参考にしていただければ幸いです。

まず、①【子どもが習い事を始めたが行くと言って行かないので辞めさせたいというケース】
こちらは、小学4年生ですが、子どもが塾を自らの希望で習い始めたが、2回目からすでに「辛い、拷問だ、こんなに長いのあり得ない。ゲームをする時間が無くなる」と散々愚痴を言いストレスを感じていたようです。

親はこのようになることも想定していたので、学校にも影響がでるのではと塾には否定的でした。

そして「何故、そんな思いまでして行くの?そんなに嫌だったら辞めればいいのに。」と辞めさせたい気持ちが出ていました。
しかし子どもは嫌、辞めないと続ける意向を示していました。

子どもが塾を辞めたいと言っているのであれば辞めさせれば良いのですが、子どもがやりたいと言っているのを最初から否定的に受け止めてしまうのは良くないので、「辛くても頑張ろうとしているのであれば、まずは辛そうでも信じて見守りましょう」とアドバイスしました。

でも案の定、塾の次の日の学校を大きく遅刻しました。
塾で遅くなった分のゲームの時間を何とか確保するため寝るのが遅くなったからです。

この時、母親は、塾の影響で学校を遅刻したからゲームやiPadに制限をかけたいと。父親は今回が初めてのチャレンジで本人も反省しているから警告にしたいと。父親と、母親で意見が割れてしまいました。

私は初めてのことで失敗はしたが反省もしているし頑張ってはいるので、まずは警告からでいいのではないかとアドバイスをしました。
母親も反省はしているのでそのほうがいいですねと納得したうえで、ご主人から「塾に行っても学校を遅刻しては意味がない。同じことが続いたらゲームなども制限しないといけなくなるし塾も続けさせられなくなる。反省はしているようだから次から頑張れ」というような話をしてもらいました。

その後も塾を休んだり、学校を遅刻したりもありましたが何とか夏休みまで続けることができました。

本人は夏休みになったら辞めると明言していたので、そこまで続けることができたのは自信につながったと思います。
また5年生や6年生になって塾に行こうと思ったときに、自分で決めた目標まで続けられたら大きな自信につながります。
その自信は子どもの成長過程に活かされることでしょう。

今回は、

◯子どもがやりたいと言っている以上は、失敗する可能性があってもまず信じて見守ってあげること。

◯新しいチャレンジには失敗はつきもので、1度の失敗でダメではなく、本人の反省も踏まえ、警告しつつ段階的に進めていくことが大切。

ということを理解いただければと思います。

こちらの家庭は、母親と父親が意見を共有し、そこにカウンセラーがジョイニングして家族のよりよい形を作っていく。
まさに家族療法の理想的な相談体系ができているのも素晴らしいですよね。

こういった相談ができるのが我々が行っている電話相談やメール相談なのです。

ジョイニングを私の家庭でも取り入れたいと思われた方は、気軽に協会にお問い合わせください。

次回は、【子どもが辞めたいと言っているが辞めさせていいかというケース】
についてお伝えしていきますね!

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